2013年1月21日月曜日

テーマ「今、種子島の未来のためにできること」 養父信夫氏 講演会開催!!

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 「グリーン・ツーリズムにおける地域と実践者の今後の展望」

として、今回は西之表市内でそれぞれ頑張っておいられる実践者の方々を対象に、

「九州のムラ」編集長である“養父信夫”氏をお招きしご講演いただきました。


「九州ツーリズム大学」に通うことにより、卒業生であり、講師でもある養父信夫氏とつながることができ、今回の講演開催となりました。


“ムラの生命をマチの暮らしに、マチの活力をムラの生業に”
第一次産業を担うムラ人たち・・・都市住民に命の大切さを教える存在に
都市部に暮らす人たり・・・地域側の経済を応援する存在に


グリーン・ツーリズムの九州事例を紹介いただきながら
“九州のムラ流”ムラ旅のすすめの内容を聞きました。

  ムラ人との心の交流がある旅である。
  ムラの物語に触れるたびである。
  ムラ固有の風を感じる旅である。
   (風土、風景、風味、風習、風格、風情、風俗)
  ムラの暮らしに触れる旅である。
  そのムラが第二の故郷になる旅である。

地域づくりの4つの役割・組織のモデル

  ①コーディネーター(つなぎ役)
  ②プロデューサー(監督・とりまとめ役)
  ③プランナー(企画屋)
  ④アクター(地域住民 地域人材マップなど実践者)

※重要なのは、専任のコーディネート組織、人材であること
  
  ① 広域合併の際の第二の行政的なNPO、財団法人
  ② 観光協会、地域の旅行代理店など観光関係の組織
  ③ 農産物直売所、農家レストラン、農家民宿などグリーン・ツーリズム実践拠点
  ④ 行政マンが独立した地域づくり組織



 宿や飲食店、お土産やさんや市街地めぐりのガイドさん、そとの様々な団体と連携をとり
島に活力を!と頑張られている皆さんが、島内での横の連携をとり「点が線、線が面」になるよう
コーディネート組織が必要だということを改めて、痛感しました。
 
 最初の導入期間(2,3年)は国の制度も活用すること。(ハッキリとした目的とぼんやりとではなくある程度の着地点を決め、制度を上手く活用しないと補助金も人材も無駄になる。)

 また、「種子島」は種の国。(しかも種の形をしている)在来種の野菜や原点という観点から
 食を前面にだしたものを作ったらどうか。「世界の食の祭典」開催を種子島で!まずは九州食の 祭典を考えてみてはどうか。というご提案もいただきました。

 会の後、行政との意見交換会の時間を設け、目的のためにどのような補助事業を導入したら
 良いのかを含めアドバイスいただきました。

 これを機会に、養父氏を介して、農業者と外部団体とのつながりも出てきていると聞きました。
 とても嬉しいことです。
 
 九州のムラ オフィシャルHP ⇒ http://www.kyushunomura.net/

2013年1月1日火曜日

種子島で初!「民泊型教育旅行」受入実施!!

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昨年12月、新潟県立燕中等教育学校の修学旅行生82名が来島し、種子島としては初めて「民泊型教育旅行」として受入れをしました。「民泊型教育旅行」は従来の修学旅行に比べ、様々な体験が可能な面から、教育的効果が大きいとされています。
都市と農村地域との交流を育む体験型の旅行が特にここ数年は鹿児島県でニーズが高まっており、種子島でこの受入れ体制に取り組んでいる12町のグリーン・ツーリズム推進協議会では、これまで東日本大震災復興支援として被災地の子どもたちの受入れや、島内の子どもたちの民泊体験を行ってきました。協議会では、民泊(いわゆる従来のホームスティの受入れ)にご協力いただける農林漁家等の民家さんを募り、年1回の食品衛生、救急救命の講習を受けて頂き、安全面に十分配慮のうえ安心してご利用いただける体制を整えています。
この「民泊型教育旅行」をはじめ、島内・外からの民泊体験受入れやその他農林漁業等体験受入れは、地域住民の方々の協力なくしては成り立たない事業です。協議会としても、まだまだ地元の方々への周知が足りていない部分が否めませんが、この島が抱える少子高齢化や人口減少問題・雇用問題などを打開する事業として、このグリーン・ツーリズム、民泊受入れ、教育旅行生誘致による顧客増加が、様々な形で新たな雇用を創出してくれるものと予想しています。
またここ種子島の人々には、鉄砲伝来、カシミア号、ドラメルタン号などの漂着時の手厚い受入れの心が脈々と受け継がれていると思います。地元の方々と実際にふれあい、体験活動を行うことで、多くの人がその心や精神に触れることができるのではないでしょうか。
このすばらしい島の魅力を発信するため、またこの島に多くの可能性をもたらすために、今後も島と都市部との交流を繋げ広めていけたらと思っています。